こんにちは かのんです♪(≧▽≦)
恋活、婚活、就活など、人生全般の心理カウンセラーをさせていただいています。
私についてはこちらをご覧ください。
今回は、人間関係をラクにする鏡の法則をテーマにお伝えいたします。
今回のテーマは鏡の法則です♪
聞いたことはあるけど。
毎日の人間関係で悩んでいることはありませんか?
アドラー心理学では、悩みはすべて人間関係と言っています。
どうして、こんなことを言うのだろう。
どうして、こんな風に受け取るのだろう。
人間関係の悩みは尽きません。
でもどうしてそうなるのかの理由や、その正しい対処法などが分かっていれば、あなたの悩みも軽くなるかもしれません。
むしろ鏡の法則を知ったおかげで人間関係が改善した。
そんな声も多くいただきます。
今回は、あなたの人間関係をラクにしてくれる、鏡の法則がテーマです。
「心理学がよく分からない?」
「鏡の法則って結局どういうこと?」
「他者は自分の鏡なんて訳が分からないよ?」
「苦手な人との正しい付き合い方は?」
「感情フィードバック仮説とは?」
それではいってみましょう~♪
よろしくお願いします。
【心理学】人間関係が楽になる?知らないと損する鏡の法則を簡単に解説
鏡の法則
鏡の法則って人にやったことが自分に返ってくる的なものですよね。
伝言ゲームのように様々な解釈が広がっていて誤認もありますね♪
鏡の法則は有名なので、名前を聞いたことがある方は多いかと思います。
もしあなたが聞かれたら、鏡の法則をどんな風に説明しますか?
なんとなく分かっていても、上手く説明できないことは多いですよね。
鏡の法則をヒトコトで言うと、私たちの生きている現実は私たちの心を映す鏡ということです。
わわ、私は私の心の中を生きている⁉
も、もう少し踏み込んでお伝えしますね♪
もう少し踏み込んでお伝えしましょう。
「私たちの生きている現実で起きることの原因はすべて自分自身の中にある」
この方が伝わるでしょうか。
げげ、現実の世界で起きることはすべて私の心次第⁉
ゆゆ、有名な寝癖の例を見てみましょう♪
- あなたが朝起きて洗面所に行き鏡を見ます。
- 鏡のあなたに寝癖があります。
- 鏡のあなたに何をしても寝癖は直りません。
- 寝癖を直すためには、あなた自身の寝癖を直す必要があります。
- つまり原因はあなた自身にあります。
以上のことから、現実で起きていることの根本的な原因は自分自身にあるというお話です。
そこから他者は自分を映す鏡という解釈に繋がります。
実はこの鏡の法則については様々な見解があり心理学者の間でも意見は割れています。
心理学者の間でも統一されていないのですね。
鏡の法則に限らず、心理学もカウンセリングも多くの流派があります♪
例えば精神分析の祖ともいえるフロイトと、最近話題のアドラーも意見は割れています。
フロイトは今起きていることには過去のトラウマが影響していると考え、精神分析的カウンセリングを提唱しました。(原因論)
アドラーはトラウマなど存在しない、未来はこの瞬間から変えられると勇気の心理学を提唱しました。(局所論)
カウンセリングの理論は現在も400以上の流派に分かれていますが、ロジャーズの基本的態度の3条件は共通していると言われています。
この記事では誰を支持するということではなく、それぞれの観点から掘り下げます。
その為には先ず、心理学の前提からお伝えする必要があります。
鏡の法則をそれぞれの解釈から大解剖ですね。
その為にも先ずは、心理学についておさらいしましょう♪
鏡の法則を正しく理解するために、先ずは心理学を知る必要がある。
心理学の前提
心理学と聞いて真っ先に浮かぶものはなんですか♪
う~ん、心理テストですかね。
あなたは心理学と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「心理テスト」「吊り橋効果」「自己肯定感」「承認欲求」など様々かと思います。
ただ、心理学というものは、どれかひとつで成り立つものではなく、いくつもの心理法則が絡みあっていることが多いのですね。
つまり、Aという心理学を理解するのに、BやCやDといった別の心理学も知っておかないと、本当の意味や深い意味での理解にはならないという見方ができます。
心理テストなどはこの、ひとつだけ(Aだけ)にスポットを当てているケースが多いので、当たっていると感じる方もいれば、当たっていないと感じる方もいるわけですね。
さっそく難しそう。
では料理に例えてみましょう♪
料理でイメージするとどうでしょう。
ひとつの食材だけ詳しくても料理は出来ないですよね。
例えば、お肉という食材だけでは何を作るつもりなのかは分かりません。
お肉とじゃがいも、2つの食材ではどうでしょう。
カレーかシチューか肉じゃがなのか、これを当てることはまだ難しいですよね。
逆に言えば、ひとつだけではなく、いくつもの心理法則を、それぞれ深く理解していれば、より正確に当てることができますよね。
Aというひとつの理論だと、ひとつの食材しか情報がないわけですね。
ギターだけではバンドが組めないのも同じですね♪
心理学はもともとは哲学的な概念だったものを測量的に観測、研究し、科学的に検証しています。
最近では経済学に心理学を持ち込んだ行動経済学も話題ですね。
行動経済学?
行動経済学については別の記事でご紹介しています♪
私たちの日常の至る所に心理学は関わってきますが、しっかりと習う機会はほとんどありません。
本当はもっと小学校の段階から、心理学や倫理、経済学などは学ぶべきと考えます。
心理学は奥深く、世界中で様々な議論が続いておりますので、しっかり学ぼうと思うとなかなか難しいのですね。
大学で心理学を専攻していても基礎的なことばかりですので、大学院まで行かれ臨床心理学を学んでやっと道半ばといったところでしょうか。
いくつもの理論を知る必要があるのは分かりましたが、そもそも心理学は何の役に立つんですか?
心理学は対人関係に役立ちます♪
いくつもの理論を知ることで、より深く心理学を理解できるようになる。
ヒトの悩みはすべて対人関係?
ヒトの悩みはすべて対人関係?
順を追ってお伝えしますね♪
私たち人間は一人では生きていけません。
学校でも、職場でも、家庭でも、常に対人関係が付きまといますよね。
近年、嫌われる勇気で話題のアドラー心理学では人の悩みのすべては対人関係であると言っています。
対人関係=コミュニケーションということができます。
対人関係=コミュニケーションか。
これまでの悩みを思い出してみてください♪
これまでに悩んだことを思い出してみてください。
そして頭に浮かんだ悩みを分析してみましょう。
そこには自分以外の誰かが、なにかしらの形で関係していませんか?
例えば、恋人、家族、友人、先輩、後輩、上司、部下、ご近所付き合い、SNSの知り合いなど。
仮に地球上の人間があなたひとりだけだったらどうでしょう。
いま頭に浮かんだ悩みはそもそも存在しないのではないでしょうか。
アドラー心理学には5つの基本前提(5Basic Assumptions)があり、その中の社会統合論で人間の悩みはすべて対人関係と言っています。
社会統合論(Social Embeddedness)
人間は社会的動物であることから、人間の行動は、すべて対人関係に影響を及ぼす。アドラー心理学では、人間が抱える問題について、全体論から人間の内部に矛盾や葛藤、対立を認めないことから、人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題であると考える。人間は人間社会において生存しているものであって、その意味で社会に組み込まれた社会的存在なのである。社会的存在であるので、対人関係から葛藤や苦悩に立ち向かうことになるが、個人の中では分裂はしていなくて一体性のある人格として行動している。すべての行動には対人関係上の目的が存在している。社会に統合するというよりも、最初から社会的存在なのである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
確かにそうですね‼
その対人関係が難しいので、より悩んでしまうのですよね♪
では何故、対人関係は難しいのでしょうか。
「イメージしてみてください♪」
人間は分からないことに対して不安を感じ臆病になります。
相手が何を考えているのか分からない。
相手が何故そのような行動を取るのか分からない。
その分からない相手がすぐ側にいて何かをしている。
こう聞くとそれだけでなんだか不安ですよね。
言われてみれば確かに不安です‼
分からないから不安になりますが、分かれば安心できますよね♪
お相手が何故そう感じるのか、何故そのような反応を示すのか、これらの法則を知ることは対人関係でとても有効です。
コミュニケーションを円滑にできますし、勘違いや誤解で無益な争いをすることも避けられます。
そんな対人関係を、心理学やカウンセリングなどの観点から簡単に学べて、あなたの毎日の生活に活かせることを目指してお届けいたします。
細かく言うとキリがないところもありますし、流派や著書によって見解や解釈が異なることもありますが、出来る限り偏りのないようにお伝えしていきたいと思っております。
こまめに更新していきますので、ちょこちょこ覗いてくれると嬉しいです。
対人関係と言えば、苦手な人との付き合い方とかもあるのでしょうか。
もちろんありますし、鏡の法則と関係してきますね♪
人間の悩みはすべて対人関係。心理学を理解すれば毎日の人間関係に活かすことができる。
苦手な人は自分と似ている人
自分と似ている人⁉
自分の中の苦手な部分を持っている人とも言えます♪
あなたに苦手な方はいますか。
学校に、職場に、部活に、家庭に、近所に、あるいはSNS上に。
苦手な方のどこが苦手なのでしょう。
そもそもなぜ苦手になったでしょう。
その原因を箇条書きにして紙に書き出してみましょう。
そして日を改めて見返してみてください。
そこに挙げられた項目が自分自身にも当てはまっていることがあります。
た、たしかに、、、
自分の認めたくない苦手な部分を目の当たりにしているのですね♪
ここも先程の寝癖のお話と同じです。
目に映る世界、つまりは現実の世界で起きることの原因は自分自身の中にある。
つまり、自分の中にある、あまり好きではない自分をお相手の中に見ている。
だから苦手に感じてしまうというわけです。
ここにはフロイトの防衛機制のひとつである、投影が影響していると言われています。
フロイトも名前しか知らないです。
それでは投影の前に、フロイトについて簡単に説明しますね♪
私たちの生きている現実で起きることの原因はすべて自分自身の中にある。
精神分析の創始者フロイト
精神分析ってなんだかすごそう。
みんなはじめはフロイトから学んだとも言われています♪
フロイトの名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
初めて聞いたよという方もいるかもしれませんので簡単に説明いたします。
フロイトはウィーンの医師で精神分析の創始者と言われています。
心が傷つけば外傷がなくともその反応は肉体に現れるということを発見した第一任者です。
これを心理的不適応と言います。
外傷がなくても反応が現れる。
心の病を発見したのです♪
フロイトは心の構造を可視化したことでも有名です。
心の中には無意識の領域がある。
「人は自分の知らない自分=無意識に動かされている」
この無意識という言葉、今では日常的に使っていませんか。
この無意識を解き明かしたのもフロイトです。
無意識に無意識って使ってます‼
目に見えない心を研究したのですね♪
無意識と言えばフロイト。
フロイトと言えば無意識。
そういうふうに覚えましょう。
そしてフロイトは精神分析を創設します。
「人間は本能の塊である」と見なし、「生きていく上でのエネルギーは、すべて本能部分が源でありそれを分化させていく。自由奔放な本能や欲求をいかにコントロールし、人間にふさわしい理性や良心を培っていく過程が発達である。」
訳がわかりません‼
無意識を意識して受け入れることを考えたのです♪
心理的不適応は、無意識下に抑圧されている不安や葛藤が引き起こしているので、無意識を意識化し、それを受け入れられるようにしていくことが治療と考えたのですね。
フロイトの主要概念は無意識や心理的不適応の他にも様々あります。
その中のひとつに防衛機制があります。
意識として受け入れが困難なことに直面すると自我が意識に受け入れ可能な形で処理する心の働き。
受け入れが困難なことを受け入れやすく変換?
生野菜が苦手な人のために野菜ジュースにするイメージです♪
防衛機制とは心が心を守る働きのことです。
ここで重要なのは、防衛機制は基本的に無意識下で行われるということですね。
そして防衛機制にはいくつもの種類があります。
その防衛機制のひとつである『投影』が鏡の法則に深く影響しています。
フロイトと防衛機制についてはこちらをご覧ください。
私たちは防衛機制に守られている‼
それでは防衛機制のひとつである『投影』を説明します♪
精神分析の創設者であるフロイトの主要概念のひとつに防衛機制がある。
防衛機制の投影
防衛機制の『投影』ってなんですか。
『投影』について簡単に説明しますね♪
鏡の法則を説明するにあたっては、このフロイトの概念である、防衛機制の中から投影について知る必要があります。
自分が抱いている社会的に望ましくない感情を相手が抱いていることにして責任を転嫁すること
ちょっと難しいですよね。
「イメージしてみてください。」
学生時代、苦手な方はいましたか。
クラスメイトでも、部活のセンパイでも、バイト先でもいいです。
この時、相手のことを苦手だと感じているのはあなた、つまり自分自身ですよね。
その苦手だと思う感情=社会的に望ましくない感情なんだと無意識のあなたが抑圧します。
そしてその感情を、相手がそう思っている=相手が自分を苦手に感じている、だから自分も苦手なんだというように置き換えることを投影と言います。
相手が自分を苦手だから自分も苦手だと思う、、、
相手に転嫁していますよね♪
この感情は相手にも伝わりますので、相手も同じように投影してくることが起きます。
そうなるとお互いに苦手意識を持つようになりますので、ストレスを感じて避けるようになります。
「自分はそんなことないよ」「表に出さずにうまくやれているよ」と仰る方もいらっしゃいますが、無意識の領域なので完全にコントロールすることは難しいようです。
仲の良い友人や、自分をよく知る家族から見れば、「さっき無理してたでしょ」と、言い当てられることもあるでしょう。
あります‼どうして分かったの⁉ってなります。
上手くやれているつもりでも見る人によっては分かってしまいます♪
いかがでしょうか。
鏡の法則とはフロイトの防衛機制である投影のことを言っているとも解釈できますよね。
あるいは鏡の法則を構成している論拠のひとつに投影があるとも解釈できますね。
とはいえ、防衛機制には他にも種類がありますし、冒頭にお伝えしたように、AやBだけではなく、CやDも知ることがより深い理解に繋がると思います。
そこでCやDにあたる他の防衛機制をお伝えしようと思っていたのですが、あえてEやFも飛び越えて、感情フィードバック仮説についてお伝えいたします。
こちらも鏡の法則や投影と関係が深い心理作用です。
鏡の法則には投影が影響している。
次は感情フィードバック仮説です♪
鏡の法則は防衛機制の投影で説明できる。
感情フィードバック仮説
感情フィードバック仮説とは?
笑う門には福来るです♪
感情フィードバック仮説をヒトコトで言えば『笑う門には福来る』というものです。
また、『悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ』という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
アメリカ心理学会の初代の会長を勤めたウィリアム・ジェームズという方がいます。
彼は人間の感情と表情との関係についてユニークな説を唱えました。
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」
同時期に同様の説を唱えたデンマークの医者カール・ランゲ(Carl Lange [1934-1900])の名前とともに情動のジェームズ=ランゲ仮説として知られています。
泣くから悲しい?あべこべでは?
詳しく見てみましょう♪
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」
あなたはをこれを聞いてどう感じますか。
これまでの人生で思っていたことと逆ではないでしょうか。
悲しいから泣くのだと思いますよね。
例えば、小さな子供が泣いているのを見かけたら、「何か悲しいことがあったのかな」と思いますよね。
普通そうだと思いますよ。
感情と行動どちらが先なのでしょうね♪
「イメージしてみてください♪」
ディズニーランドのキャストたちは、いつも明るく元気に笑顔で挨拶してくれますよね。
笑顔で挨拶をされるとこちらも笑顔で挨拶を返したくなりませんか。
あるいは、笑顔で挨拶したほうが笑顔で挨拶が返ってきやすくなりますよね。
反対に、悲しい顔で挨拶をすれば周りも悲しい顔になるということです。
あれれ、なんだか聞いたことがあるような、、、
これまでお伝えしてきた鏡の法則です♪
最近どこかで聞いたような気がする、と思いませんか。
どこで聞いたのでしょう。
それは何だったでしょう。
そうです。
鏡の法則や投影でお伝えしてきたことそのままではないでしょうか。
イヤな感情を出せばイヤな感情が返ってくる。
笑顔で挨拶すれば笑顔で挨拶が返ってくる。
笑う門には福来る逆も然り
これを感情フィードバック仮説と言います。
鏡の法則、投影、感情フィードバック仮説には共通する部分がある。
これは感情フィードバック仮説のことだったのですね。
カウンセリングの心の先生だと思っています♪
まとめ
いかがでしたか。
聞いたことがある言葉も、別の視点から見ることで、また新たな気づきになったのではないでしょうか。
それでは本日の要点を3つにまとめてみましょう。
- 『鏡の法則』他者は自分自身の心の鏡
- 『投影』自分の認めたくない部分を他者が持っていると置き換える
- 『感情フィードバック仮説』笑う門には福来り逆も然り
鏡の法則にこんな解釈があったんですね。
どんなことでも別の視点から見ると新しい気づきが得られます♪
鏡の法則はもっと深いですし、意見が割れています。
また、情動のジェームズランゲ説も奥深いですし、情動については情動感染の話もあります。
今回は鏡の法則を簡単に3つの視点に絞ってお届けしました。
記事のリクエストなども受け付けておりますので、「こんなことについて簡単にまとめて欲しい」などございましたら、コメント、Twitter、Instagramでお願いいたします。
それでは本日はここまで、読んでくれてありがとうございました(≧▽≦)
みんなの代わりに聞いてくよ~。
いつも読んでくれてありがとうございます♪