こんにちは♪ かのんです(≧▽≦)
恋活、婚活、就活など、人生全般の心理カウンセラーをさせていただいています。
私についてはこちらをご覧ください。
恋の吊り橋効果ってご存知ですか♬
ドキドキを恋のドキドキと錯覚するってやつですよね。
やっぱりそう思いますよね♬
え⁉ 違うんですか??
あなたはいま気になる異性がいますか?
それとも心理学に興味がありますか?
本日は、誰もが聞いたことのある恋の吊り橋効果について、本当に恋愛に使えるのか、心理学の観点から正しく補足させていただきます。
「吊り橋効果は信じていいの?」
「吊り橋効果の続きとは?」
「心理学は恋愛に効果がある?」
「気になる異性に意識してもらえる?」
「恋愛心理学を知れば異性からモテる?」
それではいってみましょう~(≧▽≦)
よろしくお願いします。
【恋愛心理学】惚れさせるつもりが逆効果?吊り橋効果の注意点を簡単に解説
吊り橋効果とは
ドキドキを恋のドキドキと錯覚するってやつじゃないんですか?
吊り橋効果については誤解があるのです♬
先ずはじめに結論をお伝えいたしますね。
有名な吊り橋効果について致命的な誤解があります。
吊り橋効果を気になる異性にそのまま使うと、残念ながら失敗する可能性が高いです。
ええええええ⁉ どういうことですか?
順を追って説明します♬
どういうことか要点を押さえつつ簡単にお伝えいたしますね。
先ず世間一般に知られている吊り橋効果とは、不安や恐怖によるドキドキを、恋愛による胸の高鳴り(ドキドキ)と誤認し好きになってしまうことですね。
そしてこの誤認を利用することで、ホラー映画やお化け屋敷、絶叫マシーンなどに気になる異性を誘い、自分のことを好きにさせてしまおうというものです。
こうやって文字にすると、なんだかとてもズルいというか、姑息というか、卑怯な感じもしますね汗
でも、気になる異性に意識してもらいたい一心と考えれば、純粋とも言えます。
話を戻しますね。
実はこの、不安や恐怖によるドキドキを、恋愛による胸の高鳴り(ドキドキ)と錯覚し、好きになってしまう、ここに誤解があるのです。
「どういうこと⁉」
そう思いますよね。
吊り橋効果についてはもう長い間、本やテレビ、ネットの記事で紹介されて来ましたので、世間的には誤った形で広まってしまったのです。
そう言う私も、数年前までは信じていました。
ではどこに誤解があるのか。
そちらについてお伝えする前に、先ずは吊り橋効果の実験についておさらいしておきましょう。
「心理学の実験で〇〇らしいよ」という言葉はよく聞きますが、どんな実験なのかを説明できる人はあまり見かけません。
吊り橋効果の実験
どの心理学もそうですが、根拠となる実験があります。
吊り橋効果はカナダの心理学者ドナルド・ダットンとアーサー・アロンのふたりによって発表されました。
一緒に確認してみましょう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実験の目的を簡単にまとめると、『感情によって間違った認知に誘導できる可能性を検証するため』です。
もっと簡単に言うなら、不安や緊張のドキドキを恋愛のドキドキに誘導できるかの確認です。
感情や解釈など情動の認知説は難しくなりますので、また別の機会に触れますね。
どのような実験だったのか、流れを簡単にまとめました。
①18歳~35歳までの独身男性を集める。
②高さ70mの揺れる吊り橋と揺れない橋の2か所で実施。
③男性にそれぞれ橋を渡ってもらう。
④橋の中央で同じ女性がアンケートを求め話しかける。
⑤結果など関心があれば連絡をくださいと電話番号を伝える。
⑥揺れる吊り橋を渡った18人のうち9人から電話がかかってきた。
⑦揺れない橋を渡った16人のうち2人しか電話をかけてこなかった。
⑧揺れる橋を渡ることで生じた緊張や不安によるドキドキを女性への恋愛感情と誤認し、電話をかけたと推論された。
いかがでしょうか。
吊り橋効果のことは知っていたけれど、「実験の内容については初めて知った」そんな声が多いです。
いま、実験の流れを知ってあなたはどんな感想を抱きますか?
「こんなにしっかりした実験を行っていたとは知らなかったよ、ますます吊り橋理論は信頼できるね♪」
そんな風に思いますか?
おそらく逆ではないでしょうか。
「え、それだけなの?」と、穴が多いように感じるのではないでしょうか。
つっこみどころ満載という感じではないでしょうか。
そうですよね。
でも実際この段階で、ダットンとアロンによって、1974年、吊り橋理論は発表されてしまったのですね。
そして書籍をはじめ多くの場所で、恋の吊り橋理論として、誤った解釈が広まっているのです。
吊り橋効果の実験の3つの注意点
世間一般に知られている吊り橋効果とは、不安や恐怖によるドキドキを、恋愛による胸の高鳴り(ドキドキ)と誤認し、好きになってしまうことです。
その実験は18歳~35歳の男性34人を対象に、揺れる吊り橋と揺れない橋のそれぞれで、同じ若い女性がアンケートと称して連絡先を渡し、どちらの橋を渡っている時のほうが電話をかけてくるかを確認するというものでした。
実験の結果は確かに、吊り橋では18人のうち、9人が電話をかけてきたのに対し、揺れない橋では16人のうち、2人しか電話をかけてきませんでした。
結果として、揺れる吊り橋を渡る緊張や不安のドキドキが、若い女性への恋愛感情のドキドキとして誤認されたと推論されました。
先ほどもお伝えしたようにツッコミどころが満載なのですが、あなたはどこがいちばん気になりますか?
①被験者が34人しかいないことでしょうか。
②被験者が男性のみということでしょうか。
③アンケートを取ったのが同じ若い女性であることでしょうか。
3つとも気が付いたあなたはとても聡明です♪
ひつひとつ確認していきましょう。
①先ず、被験者が34人というのは実験をしたというには少ないと感じませんか?
少なくとも男女100人くらいは確認してほしいものですよね。
②でもそれ以上に、何故、被験者は男性だけなのでしょうか?
仮に吊り橋効果は、男性が女性に誤認するか?という限定的な実験であったならよいのです。
でももしそうなら、恋の吊り橋理論は男性から女性への誤認を検証したもので、女性から男性への誤認は確認されていないと注意書きをするべきと思いませんか。
③同じ若い女性とありますが、女性の容姿は無関係なのでしょうか?
仮に揺れる吊り橋で声をかけた女性の容姿が美人ではなくて、揺れない橋で声をかけたのが美人だったならどうでしょう。
結果が変わってくるとは思いませんか?
そうですよね。
そして今の私たちと同じように、疑問を抱いた方がいたのです。
①被験者が34人しかいない。
②被験者が男性のみ。
③アンケートを取ったのが同じ若い女性。
吊り橋効果の実験のつづき
揺れる吊り橋で声をかけた女性の容姿が美人ではなくて、揺れない橋で声をかけたのが美人だったならどうなのか。
私たちと同じように、疑問を抱いた方がいたのです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
もう答えが出ていますね。
実験の結果、美人であれば確かに、吊り橋のドキドキは恋愛のドキドキに誤認されることがありますが、美人でない場合は逆効果となることが分かったのです。
つまり、吊り橋効果は美人限定の理論ということになります。
そしてこれが吊り橋効果、恋の吊り橋理論の正しい解釈となります。
女性から男性への実験は行われておりません。
仮に女性から男性への実験を行った場合、イケメン限定の理論となる可能性が高いと推測されます。
恋愛に活かせる心理学はあるのか
この記事にたどり着いたあなたは、気になる異性がいるのか、心理学に興味津々なのか、どちらかの可能性が高いと思われます。
吊り橋効果が美人限定(イケメン限定)と分かり、ガッカリされているかもしれません。
でもご安心ください。
恋愛にせよ、友情にせよ、職場の同僚にせよ、家族にせよ、要するに対人関係の好感度です。
対人関係で好かれることはそのまま恋愛に活かせます。
そして心理学は対人関係に特化した学問と言えます。
つまり吊り橋効果がなくても、数えきれないほどの心理テクニックはあります。
そして心理学だけではなく、行動経済学、脳科学などもありますし、カラーコーディネートや色彩心理、へスタイル、メイク、ファッションなど、美容からのアプローチも可能です。
私の専門は心理学だけではなく、実はこれらも対象なのです。
全部を一度にだと混乱してしまうと思いますので、カテゴリごとに記事を執筆していく予定です。
まとめ
本日は、世界中で有名な吊り橋効果の実験と、3つの疑問点、そして実験のつづきについてお伝えいたしました。
改めて要点をおさらいしておきましょう。
1.不安や恐怖によるドキドキを、恋愛による胸の高鳴り(ドキドキ)と誤認する吊り橋効果は誤りなので、そのまま使うと失敗する可能性が高い。
2.恋の吊り橋理論は心理学の実験で証明されたと世界に広がったが、その実験そのものに疑問がある。
3.吊り橋効果の実験の3つの疑問点①被験者が34人しかいない。②被験者が男性のみ。③アンケートを取ったのが同じ若い女性。
4.吊り橋効果がなくても恋愛に活かせる心理学はたくさんある。行動経済学、脳科学、色彩心理、へスタイル、メイク、ファッションからのアプローチも有効。
実は既に、参考にできる記事がございます。
私は恋愛、結婚についてのカウンセラーでもありますが、異性にモテるためには、心理学などの理論よりも先に押さえておくべきポイントがあるのですね。
それは先ほどもお伝えしたように、対人関係全般に言えることです。
それは第一印象が大事ということです。
詳しくはこちらで解説しております。
こちらは恋愛だけでなく結婚、つまりは婚活でも必須の要素となっております。
また、恋愛、結婚に限らず、営業や接客業、同僚や上司や部下、バイト先や学校など、あらゆる対人関係においても必須と言えるでしょう。
今後は週2~3本は追加していきたいと考えていますので、ちょこちょこ覗いてくれると嬉しいです♪
それでは本日はこの辺で♪
恋活、婚活、就活の人生カウンセラー♪
かのんでした♪(≧▽≦)